以前「L-03C」についてレビューをしました。この辺の記事をご覧ください。
コンデジ携帯「L-03C」〜その1〜 コンデジ携帯「L-03C」〜その2〜 レビュー さて、以前の記事を読んでみてわかるとおり、この「L-03C」、パソコンとのBluetoothでのファイルのやりとりに、「LG On-Screen Phone」という独自ソフトを使います。
ところがこのソフト、Bluetoothスタックによっては動作しないんです。そしてそれ以外にパソコンとBluetoothを使ってファイルをやり取りする術がない。プロファイルOPPもBIPもないのですから。
とりあえず、「LG On-Screen Phone」が動作するBluetoothスタックのバージョンをご紹介します。ヘルプにしか書いていないようなんで。しかもこのヘルプ、アプリケーションメニューに登録されませんので、見るのがやっかいなんですね。「LG On-Screen Phone」と「L-03C」とが接続に失敗したときだけ見れる?
自力で見たいときは「Program File」フォルダ中の「LG electronics」フォルダから「LG On-Screen Phone」にあるヘルプファイル見るしかないような気がします。もしかしたらもっと楽に見れる方法があるかもしれませんが。
さて話し戻しまして「LG On-Screen Phone」が動作するBluetoothスタックを紹介しておきます。
Windows XP 32 ビット
● Microsoft Bluetooth スタック
● 東芝 PC Bluetooth スタック: V4.00.36 以降
● WIDCOMM Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V5.1.0.3300 以降
● IVT BlueSoleil Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V3.2.2.8 以降
Windows XP 64 ビット
● Microsoft Bluetooth スタック
● 東芝 PC Bluetooth スタック: V6.40.02 以降
● WIDCOMM Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V6.0 以降
● IVT BlueSoleil Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V6.4.269.0 以降
Windows VISTA 32 ビット
● Microsoft Bluetooth スタック
● 東芝 PC Bluetooth スタック: V4.00.36 以降
● WIDCOMM Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V5.1.0.3300 以降
● IVT BlueSoleil Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V6.4.269.0 以降
Windows VISTA 64 ビット
● Microsoft Bluetooth スタック
● 東芝 PC Bluetooth スタック: V6.40.02 以降
● WIDCOMM Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V5.1.0.3300 以降
● IVT BlueSoleil Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V6.4.269.0 以降
Windows 7
● Microsoft Bluetooth スタック
● 東芝 PC Bluetooth スタック: V6.10.10 以降
● IVT BlueSoleil Bluetooth スタック、ドライバ・バージョン: V6.4.269.0 以降
まずどれをみてもモトローラの名前がありません。そうこのソフト、近頃のBluetoothアダプタにバンドルされることが多いモトローラ製のBluetoothスタックに対応していません。
ちなみに私はこのことをモトローラスタックが付属するPlanexのBluetoothアダプタ「BT-Micro3E2X」を購入してから気づきました。まあメインマシンにもBluetooth環境を整えたかったからいいのですが。
今度は東芝を見てください。
PCBluetoothスタックと書いてあります。どうやらアダプタに付属するBluetoothスタックでは動作しないように作られているようです。
後はMicrosoft製かBluesoleilスタックなんですが、Microsoft製は以前申し上げた通り「L-03C」はつながるのですが愛用のBluetoothレシーバー「MW600」がなぜかつながりません。接続しようとするとフリーズしたりブルースクリーンが出たりで、怖くてとても試行錯誤する気にもなりません。
となると残るはBlueSoleilスタックですね(マシンがWindows7なのでWIDCOMM製も使えない)。
最後の望みをたくして試してみましょう。その前に一応「LG On-Screen Phone」の最新版をインストールしておきます。実は「LG On-Screen Phone」は「L-03C」だけではなく、「L-04C」(optimas chat)や「L-07C」(optimas bright)なども動かせます。
つまり「L-04C」版の「LG On-Screen Phone」のほうがバージョンが新しい。そこで、「L-04C」版をインストールしてまずはMicroSoft製スタックで接続を試したところ、「L-03C」も問題なくつながりました。
ではBluesoleilを試します。インストール方法などは特に難しくないと思うんで省略。さっそく登録して接続してみましょう。・・・おお!つながりますね。最新版「LG On-Screen Phone」で「L-03C」も「L-04C」もつながります。
つぎに愛用Bluetoothオーディオレシーバ「MW600」の接続を試してみましょう。・・・うん!これも問題なくつながります。東芝製スタックと比べると音が弱冠悪いような気がしますが(プロパティで「高音質」にしても)。
まあ、とりあえずこれを入れておけば問題ないかなと思っていたのですが、これはあくまでも試用版。なんと2MBしかデータのやりとりができないんです。つまり実用にはとても耐えられない。さあ困った。
製品版を購入すればいいとは思うんですが、19.99€だそうです。歴史的なユーロ安の現在でも1ユーロ107円(2011/10/28現在)つまり約2139円・・・。まあ金額的にはいいのですがユーロ建ってのが。どうやってはらえばいいのか・・・とりあえずもうちょっと調べてみないといけませんね。
最後に「LG On-Screen Phone」で動作している「L-03C」と「L-04C」の画像です。