ガジェット好きの戯れ言 2016年05月
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~金なし携帯好きが好き放題語ります~

HP製シンクライアンアント端末 t5630wを手に入れた。~分解編~

 今回はHPが2009年に発売したt5630wという端末を1000円という破格値で手に入れたので色々といじってみたいと思います。


 このt5630w、分類としてはシンクライアント端末に該当します。大きさはちょうどファイルサーバ、プリンタサーバとして使っている玄箱HGをちょっと大きくしたぐらい。なのでそもそもはボロボロになった玄箱HGのケースに流用できないかと思い購入したものでした。


 ただちょっと中をあけてみたところ結構面白いことができそうなのでいろいろと遊んでみたということです。
 
シンクライアントとは?

 さてシンクライアントとはなんでしょう。
 "『シンクライアント』とは、ユーザーが使用する端末(クライアント端末)の機能は必要最小限にとどめ、サーバー側で処理を行う仕組みのことを言う。"(出典 シンクラ概論 ~S&I株式会社~)

 だそうです。サーバ側ですべての処理を行うということは"クライアント端末は、サーバーで処理された結果を画面に表示するだけで、データを端末内に一切保持しない。"(同上)ということです。


 なぜそのような仕組みが要求されるのかといえば一番の理由はセキュリティ対策でしょう。ただその仕組みのためクライアント端末は画面を表示するだけの機能があれば十分ということになります、結果シンクライアント専用端末には以下の特徴があります。
  1. リソースを最小限に抑えられるため、省スペースかつ低電力なデバイスが多い。
  2. 搭載OSでは不要なサービスやモジュールが削除されているため、起動が早い。
  3. OSの書き込み制限機能により、OSの変更やデータの保存が抑制可能。(同上)



 上記のシンクラ概論には他にも様々なシンクライアントシステムの解説が載っていますが、そちらは完全にエンタープライズ向けとなるのでここまでとします。
 
シンクライアント端末を分解する

 さて前置きが長くなりましたが、今回手に入れたt5630wのようなシンクライアント端末は上述のような特徴があるため、そのままでは通常のPCのように使用できません。まあだからこそリース戻り商品が投げ売り価格で販売されているわけですが。


 なおt5630wの仕様は以下のとおりです。なおOSはWindows Embedded Standardだそうですが消去されていて使うことはできませんでした。


 t5630w.png


 また付属のACアダプタは12V、4.16A出力、プラグ口型はセンタープラスのφ5.5×2.1と思われます(ちょっと自信なし)


仕様でまず目を引くのはフラッシュロム2GBでしょう。ここが一般のPCのHDD/SSDに当たる部分。シンクライアント端末はサーバの処理結果を画面に映すだけなのでこの容量で十分なわけです。


 CPUはVIA EDEN 1Ghzです。おそらく現在一般向けで手に入るx86CPUはIntel、AMD、そしてこのVIAだけでしょう。ちなみにVIAのCPUを使うのは初めてです。


 このEden、組み込み向けをメインターゲットとしているようですが、どんな感じで実装されているのでしょう。中を開けてみます。


 基板上にはこんな感じで載っています。なお今回は写真を取るためヒートシンクは取り外しています。


 IMG_0110.jpg


 間違えてはいけないのが、下がCPU VIA Eden 1Ghzです。上は統合型チップセットVX800。大きさもチップセットのほうが大きいですが、発熱もあきらかにチップセットのほうが大きいです。ちなみにどちらもヒートシンクのみで完全にファンレス仕様になっています。
 

 マザーボードの他の部分もみてみます。更にひいた画像がこちら。


 IMG_0111.jpg


 メモリスロットにはDDR2/1GBのメモリが載っていました。最大何GBまで可能なのかは不明です。


 またその上部には懐かしのIDEケーブルを挿しています。購入した時はここに2GBのフラッシュロムが載っていました。ただコネクタのPIN数を数えると44PINなので手持ちの2.5インチ用IDEケーブルを挿してみたところが上記の写真です。外に出ているのは私が穴をあけたから。内部は思っている以上に狭く3.5インチはおろか2.5インチのストレージを収めるスペースもないのです(チップセットのヒートシンクがかなり邪魔)。内部に収納しようとするならば1.8インチのストレージかmSATAのSSDが必要になりそう。


 さて更にジャンク箱から適当に2.5インチ30GBのIDEHDDをIDEケーブルにつなげて起動させてみました。


 IMG_0112.jpg


 いきなりこれまた懐かしのWindows meが。どうやら昔のノートPCを分解した時のHDDだったようです。ともあれこれでHDDの接続が可能なことも確認取れました。マザーボード上の44pin端子はやはり通常の2.5インチ向けIDE端子のようですね。


 ですので、更に大容量のHDD/SSDも搭載可能です。ただ問題となるのは電源。本機種はACアダプタ駆動ですからATX電源のように4ピン ペリフェラルコネクタをひっぱってこれません。12Vを必要とするストレージでは別途電源が必要となります。
 
Windows 10をインストールしてみた

 今度はHDDを250GBのIDE 3.5インチのものに取替、Windows10をインストールしてみました。2.5インチのHDDは基本的に5Vのみで動作しますので電源は不要ですが、3.5インチは12Vと5Vを必要としますので別途電源が必要です。私は以前購入した外付けHDDに付属してきたACアダプタ(端子は4ピン ペリフェラルコネクタ)を使用しています。


 かなり時間はかかりましたがインストールできました。


 IMG_0098.jpg


 問題なく?インストールできました。。。いや問題はあって流石にかくかくです。またドライバもきちんとあたっているかわかりません。一応ネットワークにはつながりましたが。VIA Eden 1GhzはWindows10の動作要件であるPAE (物理アドレス拡張)、NX (XD)、SSE2 をサポートしているのでしょうか?調べたのですがわかりませんでした。


 とはいえこのスペックでもインストール、動作可能なこと自体が結構驚きです。
 
2016年6月1日追記
 書き忘れましたがOSは32Bit版のみ対応しています。

 
玄箱HGの替りとして

 さていくらWindows10が動作するといっても性能はSkylake世代のCorei5、DDR4 16GBメモリを搭載したメインマシンに及ぶわけがありません。なのでWindows10を動作させるのはせっかく更新したのですからメインマシンにまかせることとします。また今更Windows meを動かす意味もあるとは思えません。


 ただ本機種、玄箱HGと比較するとどうでしょう。下記は玄箱HGの仕様です。


 玄箱仕様


 玄箱HGよりは遥かに性能が高いですね。しかもファンレス動作。消費電力は玄箱HGにはかなわないかもしれませんが。ですのでここは玄箱HGの代わりとしてLinux(Debian)をインストールしてファイルサーバ、プリンタサーバとして運用していくことにしたいと思います。

 
 本機種にDebianをインストールするのは次回に。ただインストールするパッケージはできうる限り最小限にしたいと思います。玄箱HGと同じくらいの起動速度がないと置き換える意味が半減してしまいますから。


 では。


 
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[ 2016/05/29 23:00 ] t5630w | TB(0) | CM(0)

自作マシンのパーツを更新した~5月編~

 今年の大型連休に自作PCを大幅に更新しました。


 自作パソコンを更新しました。 

 
 この時更新したのはCPU、マザーボード、メモリだけでした。もちろんお金がないからです。。。そこで今後は1ヶ月に一度パーツを追加していこうかと思った次第。


 今回追加したパーツはこちら。


 Flactal_201605220906176a1.jpg


 ケースと相成りました。Fractal DesignのDefine R5という製品です。現在のベストセラーなんですかね?電源ボタンが上にあるデザインは私にとっては斬新です。

 


 なぜケース?と思う方もいると思いますが、これは以前使用していケース10年前の大ベストセラーAntec Soloと、新調したASUS 製マザーH170-PRO GAMINGの相性が悪いからです。


 solo Gaming


 白枠がSATAポート、そのとなりはSoloの3.5インチベイになるのですが、SATAポートが横向きについていて3.5インチベイとの隙間が殆ど無い。ですのでSATAケーブルを折り曲げて無理やり挿していました。


 ただこれだと断線等思わぬ不具合につながりかねない。そこでまずケースを更新することになりました。


 H170-PRO GAMINGというマザーボード、おそらくグラフィックカードを2枚挿した時を考えてこのような設計になっているのでしょうが、SOLOのような奥行の狭いケースの場合は干渉しますので要注意です。


 さて、新規に購入したDifine R5ですが現在のベストセラーなだけあってよく出来ていると思います。電源ボタンやUSBポートが上面にある設計も使いやすいですし、パーツの組み込みも非常に容易。3つのファンをつなげられるファンコントローラまでついているので本当に静かです。


 唯一マイナスなのがマザーボードを置くためのスペーサーに溝が綺麗に切られていないものが2つ混じっていたこと。ギリギリの個数しかついていないのでやむなく手持ちから調達しました。高さが違うのが気になるんだよなぁ。なおスペーサーとは以下の様なものです。


 


 それ以外のパーツの組み込みは難なく終わり換装終了。別にOSを入れ替えているわけでもないので1時間かからず終了しました。


 ちなみに私が購入したモデルは窓がついていますが、ないモデルもあります。H170-PRO GAMINGはなんか光るんで窓付きを買いましたが別になしでも良かったかも。定価に差はありません。


 これで自作マシンの更新状況は以下のとおり。


 PCkoushin.png


 後はHDD/SSDぐらいですかね。GPUを購入する気は全く無いし、光学ドライブも今ので十分。電源モジュールは換装したばかりなので。


 では。
 

 
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[ 2016/05/22 12:00 ] PC 自作パソコン | TB(0) | CM(0)

10年ぶりに玄箱を再セットアップした(CUPSをインストールしてプリンタサーバ化)

 前回Debian化しファイルサーバとして復活した玄箱HG、今回なんとかプリンタサーバ化も成功したので忘れないうちにメモ。


 手順は前回も紹介させていただいた下記サイトのプリンタサーバ設定編を参照し行いました。ですので基本的な手順は下記サイトを参照していただければと思います。


 プリンタサーバ(CUPS1.4)


 私がつまずいていたのはUSBモジュールusblp.koをカーネルへ組み込めないことでした。insmodでは何度やっても下記のエラーが出てしまいます。
 
 
 
insmod: error inserting 'usblp.ko': -1 Invalid module format

 
 
 使用しようとするusblp.koと使用しているカーネルのバージョンが違うのが原因だそうですが、修正する方法がわからない。。。そこで以下の手順に変更し,チェックを回避することにしました。

 
 
~# modprobe -f /lrb/modules/2.1.25.1-kuroboxHG/kernel/ drivers/usb/class/usblp

 
 
 コマンドをmodprobeに変え、更にチェックを強制的に回避する引数 -fをつけて強引に追加することに。いいのかな?

 
 それに伴い玄箱HG起動時に読みこむ起動スクリプトも下記のように変更しました。viを起動して起動スクリプトを作成します。

 
 
~# vi /etc/init.d/printer_module



 以下のように変更しました。起動時もmodprobeでモジュールを組み込むようにします。

 
#!bin/sh
PATH=/bin:/usr/bin:/sbin:/usr/sbin
cd /lib/modules/2.6.25-kuroboxHG/kernel/drivers/usb/class/
modprobe -f usblp


 
 わざわざcdを使ってディレクトリを変更してからusblp.koを実行しているのは、なぜかそうしないとうまくいかなかったからです。原因は不明。

 
 次に起動スクリプトを登録します。以前登録してあるものがあれば削除してから再登録します。


 
~# update-rc.d -f printer_module remove
~# update-rc.d printer_module defaults


 
 なにか行き当たりばったりなやり方ですが、とりあえず玄箱HGはプリンタを認識するようになりました。


 あとは上記サイトの手順通りでブラウザからCUPSを制御できるようになるかと思います。

 
 これでプリンタサーバとしても使えるようになりました。
 
 
 しかし近頃のプリンタは恐ろしいほど安いです。


 


 3000円切っているんですけど。。。純正のインクと変わらない。


  


 実は私が使っているプリンタもこれだったりします。正直プライベートではこれで十分だったりして。


 では。


 
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[ 2016/05/15 22:00 ] 玄箱HG | TB(0) | CM(0)
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