P-01Dのご紹介
まずはお写真から。
この機種はdocomo withシリーズのスマートフォン、パナソニック製P-01Dです。docomoの2011年冬春モデルですね。私はソフマップの中古で3980円で手に入れました。飲みを一回我慢すれば手に入るお値段で売られていたので。いったいdocomoさんどれだけこの機種ばらまいたのでしょう(笑)。一応スペックを紹介しておきます。
サイズ | 小さい(笑) |
重さ | 約117g |
ディスプレイ | 約 3.2インチ |
解像度 | 480×800ドット |
OS | Android 2.3 |
メモリ | RAM 512MB |
ROM 1024MB |
プロセッサ | MSM8255 1GHz |
とりあえずかなり小さいです。ディスプレイも3.2インチしかありません。Androidも2.3ですし、プロセッサはXperia acroなどに使われているものと同様で最新型ではありません。いくら投げ売り状態とはいえスペック的には買う理由にはなりません。
なのに購入に踏み切ったのはテザリングを試してみたかったから。ネット上の情報をかき集めるとなんでもこの機種、root化、SIMフリー化などの必要なしに他キャリアのSIMでテザリングが出来るのだそうなので。ならばDTI ServersMan SIM 3G 100(以下DTI SIMと呼びます)でもテザリングが可能なのではないかと思ったわけです。
ちなみのGALAXY NEXUSで試したときはDTI SIMでのテザリングは不可でした。詳しくはこちら。
DTI ServersMan SIM 3G 100をGALAXY NEXUSに挿してみる P-01Dではどうでしょうか。早速試して・・・みる前に、少しdocomoスマホのテザリングモードの仕組みを解説しておきます。といっても
こちらの記事の要約みたいなものなのですが。
要はdocomo端末でテザリングをオンにすると、自動的に通常のアクセスポイントからdocomoのテザリング専用の隠しアクセスポイントdcmtrg.ne.jpというところに切り替わるようになっているんだそうです。
ですのでynmbl.netというアクセスポイントだけしか使えないDTI SIMではテザリングをオンにすると通信ができなくなるのは当たり前なんですね。
更に問題なのはこの制限、SIMロックを解除してもなくならないということです。ですからSIMフリーにしたdocomo端末でDTI SIM(おそらくは他社SIMも)を挿してもテザリングは不可能ということです(テザリングしない通信は行えます)。ここは注意が必要ですね。
前にGALAXY NEXUSでテザリングモードをオンにした時も勝手にアクセスポイントが切り替わってしまって、テザリングどころか本体でも通信ができない状態になってしまいました。アクセスポイントをDTI SIMのものに戻そうとしても本体が操作を受け付けないのでどうしようもないのです。
で、P-01Dのお話に戻ります。docomoの端末はほとんどがGALAXY NEXUSと同様の仕様になっているようなのですが、P-01Dはテザリングモードで切り替わったアクセスポイントを、テザリング中にDTI SIMのものに戻すことができるのだそうです。それもroot化やSIMフリー化なしで。
無茶苦茶長くなりましたがP-01D購入のいきさつです。で、結論から申し上げておきますとP-01Dでの動作確認しました。たしかにP-01DとDTI SIMでのテザリングは可能です。以下手順
P-01Dでテザリング
まずはP-01DでDTI SIMを使えるようにしてください。こちらの手順はGALAXY Sでの設定手順が参考になると思います。こちら
DTI SIM(ServersMan SIM 3G 100)が届いたよ! APNとはアクセスポイントネームの略です。
続いては、アプリを一つP-01Dにインストールします。こちら
APN切り替え Androidマーケット(現在はGoogle PLAY)に登録されているアプリなのでインストールしておいてください。
次は「設定」アイコンをタップ→「無線とネットワーク」を選択→「テザリングとポータブルアクセス」を選択→「ポータブルWiFiアクセス」にチェック(初期状態ではセキュリティがかかっていない状態になっています。セキュリティの設定をすることをお勧めします)
ここで先程インストールした「APN切り替え」アプリを起動します。お写真。
起動した段階で選択されているアクセスポイント(APN)がhotspot(dcmtrg.ne.jp)になっていると思います。これを一番上のDTIに切り替えてあげるだけです。
これで完了です。他の無線LAN機器からは「AndroidAP」という名前で見えているはず(初期状態から変えていなければ)。ここに接続してあげればテザリングが可能になっています。
ちなみにGALAXY NEXUSでも上記の「APN切り替え」アプリを試してみましたが、hotspot(dcmtrg.ne.jp)のアクセスポイントは見えずDTIに切り替えてあげてもエラーが出るだけでした。
P-01Dだけがテザリングをオンにしてからでもアクセスポイントを切り替えられるみたいです。この機種ってイーモバイルのpocket WiFi S や S2みたいですね。下手に中古のHW-01C買うよりお得かもしれません。
長くなりましたが以上です。
では。
~追記~2013年11月7日
上記ではDTI ServersMan SIM 3G 100を取り上げていますが、DTI SeversMan SIM LTE 100やOCN モバイル ONE、IIJ ミニマムでも動作を確認しています。
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「楽天LTE」なるサービスは初めて聞きました。調べてみると月/200MBまでXiの速度で通信可能。それを超過すると速度が100kpsに制限されるサービスのようですね。
ってこれかなりお得なサービスですよね。正直ライトな使い方ならば月200MBで十分ですから。それが月980円でつかえるとは。
貴重な情報ありがとうございます。もしかしたら私も契約してしまうかもしれません。
今後共このブログをよろしくお願い致します。