今回はイーモバイルかは発売されたモバイルWiFiルータ「GL01P」で、ドコモ各種MVNO回線SIMを使う場合の設定方法について説明しようかと思っています。この「GL01P」に関する記事はかなり読まれているようなので。
LTEの電波を求めて【Pocket WiFi GL01PでOCN モバイル ONEを使う】 ただ今回の記事はかなり手抜きです。なぜなら「GP02」の設定方法とほとんど変わりませんから。その「GP02」での設定方法は以前記事にしました。
イーモバイルのモバイルWiFiルータGP02を購入しました【その2:設定編】 実はほとんど「GP02」を「GL01P」に置換しただけだったりします。ただ画像は新たに撮り直しています。あと誤字も修正(^_^;)
「GL01P」の設定方法
GL01Pと端末を接続する
まずは「GL01P」にドコモMVNO回線のSIMを挿します。前回も書いたとおり「GL01P」のSIMスロットは標準SIMなのでMicroSIMの場合は変換アダプタが必要です。こんなの
MVNO回線を使うのであれば一セットあってもいいでしょう。
次に「GL01P」の電源をいれます(5秒ほど長押し)
- WindowsPC(ここではWindows7を例にあげています)の場合

マウスカーソルがある部分を左クリック。「GL01P-XXXXXXXXXXXX(端末によって違います)」のと書いてある部分を左クリック。すると「接続」ボタンが現れるので押して接続します。最初はパスワードの入力を求められますが初期状態ならばWEP KEYがパスワードなので、それを入力して接続します。
- Android(ここではGLAXY NOTE(SC-05D:Android4.2)で接続しています)
下記画像は「設定」>「WiFi」とたどった時の画面です。見えている「GL01P-XXXXXXXXXXXX」をタップしてパスワードとしてWEP KEYを入力すれば接続完了です(写真は「GP02」になっていますが「GL01P」でも同じ手順です)。
- iOS(ここではiPhone5(iOS6)を使っています)
設定アイコンから上から2番目のWiFiをタップ。下記画面で「GL01P-XXXXXXXXXXXX」を選択してAndroidと同じくパスワードとしてWEP KEYを入力すれば接続完了です(こちらも写真はGP02になっていますがGL01Pでも同じ手順です)。

これで端末と「GL01P」と接続ができました。
「GL01P」でドコモMVNOSIMを使えるように設定する
ここではWindowsPCと「GL01P」が接続していることを前提に話をすすめます。もちろんAndroidやiOSからでも同じ手順で設定は可能です。
上記の手順でWindowsPCと「GL01P」が接続した状態にしておいてください。今は外部との通信はできませんが「GL01P」にはアクセスできる状態です。今回は「IIJ ミニマム」のSIMを例にとって設定方法をご紹介していきます。
なお他のドコモMVNO回線でもほとんど手順は同じはず。ただし検証した回線は「IIJ ミニマム」、「OCN モバイル ONE」「DTI ServersMan SIM LTE」の三種のみですが。
PCでブラウザを立ち上げてアドレスバーに「192.168.1.1」と入力します。すると下記のような画面が。
上記の画面の左側、四角で囲ってある部分に注目してください。

拡大したところ。

ここから設定画面に入ります。初期値はIDが「admin」、パスワードは
WEP KEY←大間違いです。「GL01P」はパスワードも「admin」です(2015/2/1)。「GP02」と違い「GL01P」はパッケージについてくるシールにしか初期状態のWEP KEYは記載されていません。紛失などには十分注意したいところです。 さてログインに成功すると、下記のような「かんたん設定」というウィザードの画面になります。

ただドコモのMVNO回線を使うときは、このウィザードを使う前に、そのMVNO回線の提供元のプロファイルを作ってあげなければません。
そこで、画面左側の「設定」(画面の黒く囲ってある部分)をクリックします。すると「設定」という画面になります(下記は画面の一部抜粋)。ここで「WAN設定」(黒くかこんである部分)をクリック。

WAN設定の画面になったら「プロファイル設定」をクリック。

この画面になったらドコモMVNO回線の設定内容を入力していきます。まずはプロファイル名を入力しましょう。今回は「IIJ ミニマム」のSIMを使えるようにしていきます。下の黒い囲みのプロファイル名に適当な名前を入力します。私はわかりやすいように「iij」と名前をつけていくことに。
プロファイル名を変更すると下のグレー部分にも入力できるようになります。「IIJミニマム」の設定項目はこんな感じ。③のパスワードは「iij」です。

入力が終わったら保存します。
今度は「かんたん設定ウィザード」を使って設定をすすめていきましょう。
まずは「ステップ1」、ここではさきほど作った「iij」のプロファイルを設定します。画面では「OCN」のプロファイルも見えますが。作り方は「iij」のプロファイルとほぼ同じ。
ただ「OCN モバイル ONE」の設定に際して、「GL01P」ではLTE対応のAPNの方を設定してあげてください

「ステップ2」、ここでは通信方式を設定します。といってもほとんどデフォルトのままで良いと思いますが。SSIDステルスはほぼ無意味だそうですし(参考サイトは
こちら~一般家庭における無線LANのセキュリティに関する注意~【情報処理推進機構】)。あえて設定するならば無線LAN自動OFFの時間でしょうか。OFFになるまでの時間を長くすると利便性はましますがその分電池喰います。

「ステップ3」。ここは「GL01P」と端末間の通信内容の暗号化を設定します。ここは相手方の端末が対応しているか否かによりますが、可能な限り「WPA2ーPSK」次点で「WPA/WPA2-PSK」を選択、次に入力するところでは「AES」を選ぶべきだと思います。WEPのままではあっという間に解読されます(こちらも参考サイトは
こちら~一般家庭における無線LANのセキュリティに関する注意~【情報処理推進機構】)。

最後はこちら、「GL01P」の設定画面にログインするためのパスワードの変更です。「GL01P」は初期状態で
WEP KEYがパスワードになっています←こちらも大間違い。初期値は「admin」です(2015/2/1)。初期状態のパスワードは真っ先に変更してしまうのがお約束。

これで設定は終了です。
参考にしてみてください
では
- 関連記事
-